足枷

歪んだ歴史に手を浸して空を繋ぐ鎖を解き明かす。
淀んだ朝陽に翼を広げて流れる音の往く末を追う。
空を仰ぐ白い視線が洋上の空間を充たしていく。
さあ往こう。宇宙の端を超え総てを知る。
眼を探す位置、状態の群れ、孤独を癒す力。
答えですらない言葉を紡いでいく。
陳腐な護呪いを燃やして打ち毀せ。

美しい形に心を失くして真実を霞める知識を騙る。
悍ましく変化した声を捨てずに溺れる世界の往く末を待つ。
踊ろう。喩え掌の上であれど。
刹那を裂く嘘、警告の果て、矛盾を赦す力。
答えですらない無様な馴れ合いを千切って。
独り舞台、約束の報いを。

追い詰める壁、鉛の重り、総てを認める力。
答えですらない秤に重ねていく。
無意味な空想を砕いて糧にせよ。