張り付けた小さな破片が僕の知らない所を刺して
抉っていく 毀していくの くすんで 汚していくの
破片は何時までも僕の中で
汚れは何時までも僕の外で
弛んでいく 蝕んでいくの 深淵に 誘っていくの
もう 僕は 僕のまま 居られる 事なんて 二度と無い
知っているけど 黙っているのは それを 恐れているからだけで
温かい温度に毒されて僕の知らない所を溶かす
壊していく 殺していくの 濁って 砕けていくの
強がる弱虫は 計り知れない
星の数より 多いかもしれない
僻んでいく 愛していくの 疑心に 陥っているの
何処かの 誰かが 嗤う
何処かの 誰かを 罵る
それでも僕は
もう 僕は 僕のまま 逃げる事すら 二度とできない
知っているけど 黙っているのは それを 信じられないだけで
もう 僕は 僕のまま 倒れる事すら 二度とできない
惨いまま 酷いまま それでも僕は 僕のままで